カリキュラムと学習環境
学科試験対策指導があるかどうか
医学部入試の学科試験は、試験時間に対して問題数が非常に多い特徴があります。それに加え、難易度が高い問題が出題されます。よって、医学部学科試験突破には知識のインプットと正確なアウトプット、それを引き出す迅速なスピードの3つの力が求められます。さらに、これらの力が実際に養われているかを確認しなくては意味がありません。
医学部予備校を選ぶ際にはこれらの観点に注目する必要があります。定期的に学力チェックのための診断テストが行われ、その結果をスタッフが綿密に分析し、面談によるフィードバックで学力向上を伸ばす取り組みをされているか、そして受験までの学習計画を適宜見直すことをしているかを確認しましょう。
個別指導&少人数制指導を選びましょう!
個別指導や少人数授業では、講師と生徒の距離が非常に近く親身になってくれます。生徒1人ひとりの学力はもちろん、分野による得意不得意から性格に至るまで、講師が直接把握できることがメリットとなります。
そのため、医学部予備校を選ぶ際には生徒の学力に合わせて授業を進めるカリキュラムになっていること、勉強方法に関することまで細かくアドバイスをしてくれることを確かめましょう。このような指導は、分かったつもりで終わることがなく、理解した上で問題が解ける本当の実力が身につきます。
長丁場となる合格までの道程を走り切るためには、講師との信頼関係が何よりも大切です。1人ひとりに合わせたオーダーメイドの指導内容で、信頼関係を築き、やる気を引き出すような医学部予備校を選びましょう。
衣食住を備えた学生寮がおすすめ!
受験生にとって学習環境は非常に大事な要素です。場合によっては自宅が予備校から遠いなど、通学しづらいことがあると思います。そのような場合でも衣食住を備えた学生寮がある予備校であれば学習に専念できる環境が整います。
ここで、寮選びでは医学部受験生専門であることが重視すべきポイントとなります。他学部を志望する生徒と同じ寮で暮らしては、誘惑に負け勉強に緩みが出てしまう恐れがあります。同じ志を持つ意識の高い受験生だけが住む学生寮を選びましょう。
そのような環境の中で、家族代わりとして受験生の支えとなるのが寮母です。寮母が常駐しているかどうかを必ず確認しておきましょう。受験勉強の大前提は、健康な体です。急な体調不良や、受験前のインフルエンザ予防接種などに対応している予備校・寮の提携病院もあれば、さらに心強いでしょう。
土曜日や日曜日など、授業が少ないもしくは授業がない日には、必然的に自習時間が多くなります。自習のためだけに予備校に移動していては時間の無駄です。寮内に自習ができる環境が整っているかどうかは、非常に大事なポイントです。
学習効率が上がる!自習ブースの有無
学習環境という観点ではもう1つ忘れてはいけないことが、自習ブースの有無です。集中力は20分という言葉があります。受験生が長時間集中して学習するには、定期的に休みを取ることと、余計な思考を生み出しにくい環境の中にいることです。
予備校では自習室などを長時間解放しており周りの学生も黙々と勉強しています。休みは10分、21時までは自習というような学習習慣ができてきます。予備校を上手に活用して習慣作りをすれば、必然的に成績を伸ばすことができます。
医学部予備校は授業だけではなく、自習管理もしっかりと行っています。自習室は休日であっても毎日、9時から21時前後まで解放されています。中にはそれ以上解放している予備校もあります。また、専用の自習室ブースが完備されていればより良いでしょう。ぜひ自習ブースがどのように使用できるかといった点も忘れずに確認をしてみてください。